香川県丸亀市大手町の市民交流活動センター「マルタス」で、丸亀市の広島、手島の特産品を集めた展示販売が行われている。陶器やガラス工芸、野菜などが並んでおり、来館者の興味をそそっている。7月25日に関連行事として両島で活動する若手移住者4人を招き、「瀬戸内の島で自分らしく生きる」と銘打ったトークショーも予定されている。展示販売は31日まで。


広島、手島の特産品を集めた展示販売コーナー=丸亀市大手町、市民交流活動センター「マルタス」


 一連のイベントは、マルタスの指定管理者カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、さまざまな視点で島の魅力を紹介し、離島振興に貢献しようと企画。他の島をテーマにした催しも展開する予定で、担当者は「人や物を知り、島を訪れるきっかけにしてもらえれば」としている。

 展示販売では、通町商店街にある地域商社「OIKAZE」と連携して商品を集めた。手島で若手陶芸家らが作る「手島焼」や無農薬栽培したトマトやナスなどの野菜、唐辛子の「香川本鷹(ほんたか)」などが1階入り口にある期間限定の販売コーナー「ポップアップストア」に陳列されている。

 注目は初公開となるガラス工芸品「RINNE(リンネ)」。広島で採掘される青木石を加工する際に残る石の粉末や廃ガラスなどを材料に、中讃広域行政事務組合が運営するごみ処理施設「クリントピア丸亀」(香川県丸亀市土器町)のガラス工房で製作されており、青や緑の色感が特徴だ。

 25日のトークショーは広島、手島で作家活動や農泊事業などを展開する男女4人が登壇。島暮らしや自分らしい生き方について考える。時間は13:00~14:00。24日14:00~15:30には広島の観光ガイドが島の魅力や楽しみ方を解説する。いずれも参加無料。問い合わせはマルタス 0877-24-8877。

(四国新聞・2021/07/24掲載)

丸亀市市民交流活動センター「マルタス」



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