佐野家ゆかり掛け軸並ぶ 東かがわ 著名人の書11点
香川県東かがわ市引田の讃州井筒屋敷(旧井筒屋)で、同屋敷ゆかりの佐野家が所有する江戸期以降の掛け軸を紹介する企画展が開かれている。27日まで。
讃州井筒屋敷では、しょうゆや酒の醸造で栄えた佐野家について理解を深めてもらおうと、指定管理者の井筒屋敷佐野家保存会(片山幸会長)が、佐野家ゆかりの品々を毎年展示している。今回は掛け軸にスポットを当て、同屋敷母屋に赤沢記念財団から借り受けたものを中心に11点を飾っている。
掛け軸は、江戸初期から昭和初期にかけてのもので、中国の明朝末期から清朝初めに活躍した書家・王鐸(おうたく)をはじめ、福沢諭吉や県人初の大臣・三土忠造らが手掛けたと伝わる書がずらり。このほか、郷土の近代化に尽力した井筒屋13代当主・佐野新平(1868~1945年)の功績を紹介するパネルも展示している。
母屋への入館は高校生以上300円、中学生以下無料。時間は午前10時~午後4時。新型コロナウイルス対策で、定休日の水曜に加えて、期間中の土日は休館。問い合わせは讃州井筒屋敷 0879-23-8550。
(四国新聞・2021/08/19掲載)
讃州井筒屋敷
所在地 | 香川県東かがわ市引田2163 |
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営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 水曜定休 ※期間中の土日は休館 |
TEL | 0879-23-8550 |