「讃岐富士」として親しまれている香川県丸亀市の飯野山で山頂の中心に昇る太陽が周辺のため池の水面に映り込み、二つのダイヤモンドがきらめくように見える「ダブルダイヤモンド讃岐富士」が19日から見頃を迎える。丸亀市観光協会は「長雨が続くと厳しい状況になりそうだが、見頃は月末まで。来週以降は晴れの予報もあり、期待してもらえれば」としている。


飯野山の山頂に輝く朝日が宮池の水面にも映った「ダブルダイヤモンド讃岐富士」(資料)


 ダブルダイヤモンド讃岐富士は、晴天で風のない日の出時に数分間だけ見られる現象で、4月中旬と8月下旬のそれぞれ2週間程度が見頃。風がある日はため池の水面が揺れるため、映り込みの写真をきれいに撮影できないという。
 丸亀市観光協会は、丸亀市内で8月に撮影できるダブルダイヤモンド讃岐富士などの絶景を「フォトジェニック マルガメ」と銘打ってPRに活用しており、撮影ポイントとして知られる宮池(丸亀市土器町)には、毎年大勢のカメラ愛好家や見物客が集まる。恒例となっているお茶の接待は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止する。

(四国新聞・2021/08/19掲載)



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