善通寺五岳山地域活性化プロジェクト(代表・菅智潤総本山善通寺法主)は、善通寺市内の文化遺産などを紹介するスマートフォン向けアプリ「善通寺てくてく文化遺産アプリ」の配信を始めた。アプリは日本語をはじめ、英語や中国語など計6言語に対応。国内外から訪れた観光客のスマホに文化遺産などの情報を届け、市内の魅力を発信する。


「善通寺てくてく文化遺産アプリ」=善通寺市善通寺町、総本山善通寺

「善通寺てくてく文化遺産アプリ」=善通寺市善通寺町、総本山善通寺


 文化庁の「2018年度文化遺産総合活用推進事業」の補助金を受けて作成し、3月18日から配信を始めた。アプリをダウンロードしたスマホを持って、情報源となる発信機(ビーコン)近くを通過すると、情報が配信される仕組みとなっている。

 アプリには、善通寺市内の地図と総本山善通寺の境内図の2種類を収録。「名建築」や「偉人」、「お遍路」など6項目に分けて文化財などを解説しているほか、紹介している100カ所のうち50カ所は解説動画を視聴することができる。

 同プロジェクトなどによると、本年度にはアプリを起動したまま特定のスポットに近づくと、スタンプが手に入るスタンプラリー機能なども搭載する予定。同プロジェクトは「アプリで紹介している情報は詳細。国内外の観光客を問わず、スマホを片手に境内や市内を巡ってほしい」としている。

(四国新聞・2019/04/04掲載)


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