香川県農協や全農徳島県本部などは27日、品質にこだわった香川県産野菜「さぬき讃ベジタブル」や徳島県産の「阿波のすだち」の知名度アップや消費拡大を図るキャンペーンを始めた。香川県内のうどん店とコラボし、さぬき讃ベジタブルやスダチを使ったメニューを期間限定で販売する。9月5日まで。


PR大使から香川県産野菜を受け取った香川社長(中央)=香川県高松市松縄町

PR大使から香川県産野菜を受け取った香川社長(中央)=香川県高松市松縄町


 キャンペーンは2010年から毎年実施。昨年まではうどんの薬味として欠かせない青ネギとスダチのみをPRしていたが、さぬき讃ベジタブルの認定制度が昨年10月に始まったことから、今年から合わせてキャンペーンを展開する。

 コラボするのはうどん用の香川県産小麦「さぬきの夢」を使用する県内の21店舗。香川県産野菜を使った天ぷらうどんやカレーうどんなどを販売し、食材の魅力を広める。


キュウリやレタス、オクラなどをトッピングした「サラダうどん」

キュウリやレタス、オクラなどをトッピングした「サラダうどん」


 この日、香川県高松市松縄町のさぬき麺業いしうす庵レインボー店で開かれた野菜の贈呈式で、PR大使から香川県産野菜を受け取ったさぬき麺業の香川政明社長は「野菜不足が指摘される香川県民に、県産野菜をふんだんに使ったメニューを味わってほしい」と話した。さぬき麺業いしうす庵レインボー店ではキュウリやレタス、オクラなどをトッピングした「サラダうどん」(670円)など5品目を提供する。

(四国新聞・2021/08/28掲載)



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