小豆島オリーブバスなど小豆郡内の路線バスで10月から、新たにJR東日本のSuica(スイカ)など「10(テン)カード」と呼ばれる交通系ICカード10種類が使用できるようになる。多様なキャッシュレス決済への対応や新型コロナウイルスの感染予防、観光客らの利便性向上などを目的に、土庄、小豆島両町が中心となって組織する小豆島地域公共交通協議会がサービス導入を決めた。


新たに利用できる交通系ICカード10種類をPRするチラシ

新たに利用できる交通系ICカード10種類をPRするチラシ


 利用できるようになるのは、小豆島オリーブバス全路線と小豆島町営バス三都線、豊島地区シャトルバス。

 小豆島オリーブバスは2011年1月、小豆島町営バス三都線は16年6月から高松琴平電気鉄道(高松市)のIruCa(イルカ)の運用を開始しているが、豊島地区シャトルバスではイルカを使用できず、今回が初めての交通系ICカード導入となる。

 新たに利用できるカードはスイカのほか、JR西日本のICOCA(イコカ)、首都圏私鉄などのPASMO(パスモ)、近畿圏私鉄などのPiTaPa(ピタパ)など10種類。10カードのチャージは、各バス車内や小豆島オリーブバス本社(土庄港内)でできる。イルカはこれまで通り土庄港高速艇乗り場や池田港フェリーターミナル、小豆島中央病院でもチャージが可能。

 イルカの利用に限り、従来通り13%の運賃割引が受けられる。

(四国新聞・2021/09/30掲載)


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