新型コロナウイルス感染拡大の影響で8月から休業していた瀬戸大橋記念館(香川県坂出市番の州緑町)内の「Hashi cafe(ハシカフェ)」が、約2カ月ぶりに営業を再開した。運営する香川大の学生は手作りグッズをプレゼントするなどして来店客をもてなした。


手作りグッズを手に来店を呼び掛ける山下さん(左)と中西さん=坂出市番の州緑町、瀬戸大橋記念館


 ハシカフェは、香川県坂出市沙弥島地区を中心に地域活性化を図ろうと、2013年に瀬戸大橋記念館の展望談話室を活用して開設。香川大の学生有志が土日祝日に営業している。

 再開初日の9日は、農学部3年の中西智哉さん(20)と創造工学部2年の山下真尋さん(20)がスタッフとなり、来店客にパフェやコーヒーなどを提供した。

 手作りグッズは、坂出の特産品をモチーフに、学生が考案したオリジナルキャラクターのバッジやマグネット、塩を使ったキャンドルなどを用意。子どもたちに喜んでもらえるようカプセル自動販売機「ガチャガチャ」に入れてプレゼントした。

 家族と訪れてグッズを手にした円座小3年の児童(8)は「とてもきれいで、うれしい」と話していた。学生の2人は「瀬戸大橋の絶景を目にしながら、くつろいでもらえれば」と来店を呼び掛けている。営業時間は10:00~16:00。グッズ提供は限定100個で、なくなり次第終了する。

(四国新聞・2021/10/13掲載)

Hashi cafe(ハシカフェ)



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