「ニッカリ青江」2年ぶり公開 商店街連動、地域盛り上げ あすから丸亀で
香川県丸亀市一番丁の丸亀市立資料館で16日から、企画展「名刀見参―京極家の宝刀ニッカリ青江公開―」が開かれる。人気の日本刀「ニッカリ青江脇指(わきざし)」や、国の重要美術品に認定されている日本刀など計26本を展示。11月21日までの期間中、丸亀市観光協会は「プレミアムマンス」と銘打って限定グッズの販売や商店街との連動セールを行い、地域を盛り上げる。
ニッカリ青江の公開は約2年ぶり。企画展では、長州毛利家13代藩主の敬親(たかちか)が所持した「助包(すけかね)」や江戸末期に活躍した源清磨(みなもとのきよまろ)作の刀のほか、つばなどの刀装具も豊富にそろえた。
新型コロナウイルス対策として展示室の定員を50人程度に制限し、来館者に入場整理券を配布する。開館時間は9:30~16:30。月曜休館(18日は開館)。観覧料は一般600円ほか。
限定グッズは、ニッカリ青江を擬人化したキャラクターが登場するオンラインゲームとコラボレーションしたうどんやお菓子、丸亀うちわなどを企画。丸亀城内の特設会場で販売する。また、市中心部の商店街などでは協力店が限定メニューなどを提供。土日祝日にはJR丸亀駅や丸亀城などと四国水族館(香川県宇多津町)を結ぶ臨時バス「丸亀周遊ニッカリバス」を運行する。
企画展の待ち時間に城内散策を楽しんでもらおうとスマートフォンのアプリで聞く「丸亀城巡り音声ガイド」も実施。ナレーションにはゲームでニッカリ青江役を務める声優の間島淳司さんを起用した。
丸亀市観光協会は「感染対策に留意し、密を避け、個の動きを意識したイベントを企画した。マナーを守って楽しんで」としている。問い合わせは企画展が丸亀市立資料館0877-22-5366、関連行事は丸亀市観光協会0877-85-5852。
(四国新聞・2021/10/15掲載)
企画展「名刀見参―京極家の宝刀ニッカリ青江公開―」
会場 | 丸亀市立資料館1階企画展示室 〒763-0025 香川県丸亀市一番丁(丸亀城内) |
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会期 | 2021/10/16~2021/11/21 |
開館時間 | 9:30~16:30 |
休館日 | 月曜日(※10/18は開館) |
TEL | 0877-22-5366 |