四国ツーリズム創造機構は、スマートフォン用アプリを使って四国の観光施設を割安で利用できる「四国旅ぱす。」を大幅にリニューアルし、総合旅アプリ「しこくるり」として、サービスの提供を始めた。レジャーの予約、交通機関のデジタルチケットなどの機能を追加。四国の観光に役立つアプリに仕上げ、旅行客の利便性を高めた。


総合旅アプリ「しこくるり」のトップ画面


 「四国旅ぱす。」は2020年8月にサービス開始。専用アプリをダウンロードし、2500円の定額料金を支払うと、ポイントが付与され、そのポイントの範囲内で観光施設を割安で利用できる。

 今回のリニューアルでは、「四国旅ぱす。」の機能は継続。新たに入浴施設や飲食店などを追加し、120施設で利用できるようにした。観光スポット情報は、以前の72カ所から500カ所以上に拡大し、うどん打ちやカヌー体験、海釣りなど各種レジャーの予約や決済ができる。

 デジタルチケットは、開催中の大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン(DC)」向けに、JR四国の鉄道などを休日を含む連続3日間、自由に乗り降り可能な「四国DC満喫きっぷ」を取り扱う。価格は9千円(紙チケットは1万円)。このほか、小豆島行きのフェリー乗船券をスマホで購入し、利用できる。

 半井真司代表理事は「完成度の高いアプリになった。多くの人が四国を訪れ、観光の復興につながると期待したい」としている。


しこくるり 旅ぱす


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