香川ダイハツ販売(香川県高松市)は9日、小豆島でカーシェアリング事業を始めた。軽自動車2台と小型車1台を用意。15分単位で利用することができ、レンタカーより経済効率が高いとしている。専用アプリを通じて予約、決済などの手続きを行うため、新型コロナウイルス下で人と接触せずに利用できる。


開設された「トヨタシェアダイハツステーション」=香川県土庄町、オーキドホテル

開設された「トヨタシェアダイハツステーション」=香川県土庄町、オーキドホテル


 トヨタのアプリシステムを利用した「トヨタシェアダイハツステーション」を土庄町のオーキドホテルと大部港に開設した。香川県内でトヨタシェアダイハツステーションの設置は初めて。

 専用アプリにクレジットカード情報を登録し、審査を経てサービスを利用できる。15分当たりの利用料金は軽自動車、小型車とも200円で、6時間、12時間といったパック料金も設定している。給油する際は専用のカードを使い、ガソリン代の負担は不要。

 オーキドホテルでステーション開設式があり、香川ダイハツ販売の泉谷正紀社長は「アフターコロナの観光需要の回復を見越し、小豆島観光の新しい武器としてカーシェアがお役に立てれば」とあいさつ。島を元気にする「コト作り」の実現に向け、利用予定時間に応じた周遊ルートを提案していく方針という。

(四国新聞・2021/11/10掲載)


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