ヒマワリ焼酎、香ばしく まんのう特産 種使用、風味アップ
まんのう町特産のヒマワリの種を使った焼酎が今年も出来上がった。今回は、口当たりの良さはそのままに、種が持つナッツのような香ばしさが増したのが特徴。関係者は「多くの人に飲んでほしい。今後も改良を重ねてヒマワリ関連商品のブランドとして育てたい」としている。
ヒマワリ焼酎は昨年に続く取り組みで、ヒマワリのまちとしてアピールするのが狙い。一般社団法人サンフラワーまんのう(斎部正典代表理事)が企画し、西野金陵(香川県琴平町)が製造に当たった。
商品名は「みちる」。昨年9月に第1弾として、約1500本限定で販売したところ、2週間足らずで品切れになるほど評判を呼んだため、今回は改良を加えるとともに増産することにした。
原料には厳選したヒマワリの種と米こうじ、米を使用。香ばしい風味がさらに引き立つよう、搾油した後の種を高温で焙煎(ばいせん)する工程を新たに加え、この種に米こうじ、米を合わせて発酵させた。
10日、香川県まんのう町七箇のものづくりセンターで完成発表会があり、斎部代表理事や町の「ひまわり観光大使」を務める花咲ひまわりさんらが出席。斎部代表理事は「人々に愛されるような焼酎になってほしい」と話し、花咲さんは「とても飲みやすいので、ぜひおうちで楽しんで」と呼び掛けた。
720ミリリットル入り瓶で1650円。3300本限定で、香川県まんのう町川東の道の駅「ことなみ・エピアみかど」や町内の酒店などで販売している。問い合わせは一般社団法人サンフラワーまんのう0877-89-6633。
(四国新聞・2021/11/11掲載)