中西讃の声楽家でつくる「グループ礫(れき)」の定期演奏会が21日、香川県宇多津町浜六番丁のユープラザうたづである。今年で50周年を迎えることから、これまでの公演で披露したオペラアリアやバロック音楽、日本歌曲などを特集。管弦楽の演奏をバックに、半世紀にわたって積み重ねてきた円熟の歌声を響かせる。


グループ礫の公演の一場面(資料)

グループ礫の公演の一場面(資料)


 グループ礫は、丸亀市出身の故横井輝男大阪音楽大教授の指導の下、故横井順子徳島文理大名誉教授と、盟友だった声楽家・故斎藤伶子が創立。現在は大学で音楽を学んだメンバー8人が所属し、定期演奏会だけでなく公開講座や子ども向けの歌唱イベントを開くなど、さまざまな角度から声楽の魅力を伝えている。

 演奏会は21曲を4ジャンルに分けて披露。オペラ椿姫の「ああ、そはかの人か」やモーツァルトの「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」、ヘンデルの「ラルゴ」、滝廉太郎の「花」といった名曲を取り上げる。管弦楽は瀬戸フィルハーモニー交響楽団。

 岩永十紀子事務局長は「意欲ある人が集い、50年間続けてきたのが宝。今後も声楽の振興に貢献していきたい」と話している。

 かがわ文化芸術祭2021の参加公演。14:00開演。入場料は一般3000円ほか。問い合わせは事務局、電話090-9778-3208。

(四国新聞・2021/11/18掲載)

グループ礫創立50年記念定期演奏会


開催日時 2021/11/21(日)14:00開演
開催場所 ユープラザうたづ
〒769-0206 香川県綾歌郡宇多津町浜六番丁88
入場料 一般3000円、学生500円
TEL 事務局090-9778-3208


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