うどん以外でも香川県産小麦の魅力を楽しんで―。香川県などは、うどん用県産小麦「さぬきの夢」を使ったそうめんや和洋菓子など26商品を開発した。17日から香川県内外の計140店でキャンペーンを展開。おいしさをアピールし消費を促す。


香川県産小麦「さぬきの夢」を使ったそうめんや和洋菓子などの新商品

香川県産小麦「さぬきの夢」を使ったそうめんや和洋菓子などの新商品


 香川県は7月、さぬきの夢をうどん以外の食品に活用の幅を広げ、製品開発や消費拡大を図ろうと、香川県農協や本場さぬきうどん協同組合、香川県製粉製麺協同組合など6団体と協定を締結。うち、小豆島手延素麺(そうめん)協同組合、香川県洋菓子協会、香川県菓子工業組合の3団体に加盟する19事業者がそうめんやクッキー、まんじゅうなど計26商品を考案した。

 「さぬきの夢70(ななまる)」と銘打ったそうめんは、細麺と太麺の2種類を用意。さぬきの夢を70%配合し、小麦の香りやコシの強さを楽しめる。菓子は和三盆や高瀬茶など地元食材も使用し、しっとりとした食感に仕上げた。そうめんは今後も商品化に向け開発を続け、菓子は各店舗で販売する。

 香川県高松市のホテルで新商品の発表会があり、浜田知事や各団体の関係者らが出席。浜田知事は「もっちり感やほどよいかみ応え、豊かな風味など、さぬきの夢の新たな魅力を感じてほしい」とあいさつした。

 また、「#さぬきの夢食べたよ」キャンペーンを来年2月21日まで実施。うどん店や菓子店など対象店舗の商品を写真に撮り、ハッシュタグ(検索目印)を付けて短文投稿サイト「ツイッター」や写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿すると、ポケットモンスターのキャラクター「ヤドン」のグッズが抽選で計300人に当たる。

(四国新聞・2021/11/18掲載)


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