香川県内で長年問題となっている犬猫の殺処分減少に貢献しようと、東かがわ市の手袋メーカー「ヨークス」が、新たな自社ブランドを立ち上げた。売り上げの一部を県内の動物愛護団体に寄付する。


動物愛護につなげようと、ヨークスが立ち上げた新ブランド「メグローブ」の商品

動物愛護につなげようと、ヨークスが立ち上げた新ブランド「メグローブ」の商品


 県や国のまとめによると、県内で2019年度に殺処分された犬は920匹で、7年連続全国ワースト1位だった。新ブランドは同社の社員がこうした現状を知り、「地元企業として、何かできることはないか」との思いで立ち上げた。

 ブランド名は「メグローブ」。「巡る」や「me(私)」、「glove(手袋)」、「globe(地球)」などの言葉を掛け合わせた造語で、「私たちの手で動物たちの未来を明るく」との思いを込めた。着用したままスマートフォンを操作できる同社オリジナルのニット手袋などに、猫や犬など5種類の動物の刺しゅうをワンポイントであしらっている。

 一双3300円で、売り上げの3%を保護犬・猫の譲渡活動などに取り組む団体に寄付する。同社オンラインショップと高松三越で販売している。

(四国新聞・2021/12/03掲載)


ヨークス 公式サイト

高松三越



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