香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)の境内に13日、来年の干支「寅」を描いたジャンボ絵馬が設置された。今回は5頭のかわいらしいトラを描き、明るい新年を祈願。絵馬は元日午前0時に除幕され、願い事を自由に書き込める。


白鳥神社に設置された来年の干支「寅」にちなんだジャンボ絵馬=東かがわ市松原


 ジャンボ絵馬は地域のまちおこしグループ「こま犬会」(浦上洋一会長)が、同神社に毎年奉納。新春の名物となっている。26回目の今回も例年同様、ベニヤ板18枚をつなぎ合わせ、縦5.5メートル、横7.5メートルの巨大な作品を完成させた。

 子どもたちに楽しんでもらえればと、絵馬には愛嬌のあるトラをデザイン。5頭はきょうだいで、黄色の3頭が雄、白色の2頭が雌という設定。じゃれ合ったり、一緒に歩いたりと仲のいい様子を表現し、絵馬を見た参拝者の家庭も円満で明るい年になってほしいとの思いを込めた。トラは花飾りや縁起物のひょうたんを背負うなどしており、新春の華やかさも演出した。

 この日は8:00ごろから会員約10人が参加して設置作業があり、クレーンで絵馬をつり上げて固定した。絵馬はブルーシートで覆われ、新年の幕開けとともにお披露目となる。

 浦上会長は「考えていた通りの絵ができた。新年がトラのように勢いや元気のある良い年になれば」と話していた。

(四国新聞・2021/12/15掲載)



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