香川県丸亀市のJR丸亀駅南口広場で、冬の風物詩となっている「ウインターイルミネーション」が始まった。広場にある噴水跡の花壇を計約1万5千個の発光ダイオード(LED)で装飾。飯野山をモチーフにデザインした幻想的な「光のアート」が乗降客らを楽しませている。


JR丸亀駅前の広場を彩るイルミネーション=香川県丸亀市浜町

JR丸亀駅前の広場を彩るイルミネーション=香川県丸亀市浜町


 市民や観光客らに季節感を感じてもらおうと、市観光協会が毎年実施。南口広場では7回目となり、今年も四国職業能力開発大学校(同市郡家町)の学生らが協力した。

 今年は噴水の名残でもある4本の鉄骨のアーチ(水の噴き出し口)などを生かして飾り付け。4本の鉄骨にそれぞれ幅8メートル、長さ2メートルの網を垂らし、飯野山に月が出たり、雨が降ったりする様子を一枚の絵に見えるようにLEDを配置した。

 17日に行われた点灯式では松永市長が「丸亀を城から駅、港まで歩いて楽しい、わくわくする街にしたい。イルミネーションもその仕掛けの一つになる」と期待を寄せた。

 香川丸亀国際ハーフマラソン大会が開かれる来年2月6日までの17:00~22:00に点灯する。

(四国新聞・2021/12/20掲載)



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