雪遊びに夢中　雲辺寺山頂、スポット登場　来月末までの土日祝日

　「天空のブランコ」「天空のフォトフレーム」が人気を呼んでいる香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山頂公園に、雪遊びができるスポットがお目見えした。眼下に壮大な景色が広がる中、訪れた親子連れらが雪だるま作りや雪合戦、そり遊びを楽しんでいる。2月末までの土日祝日に設営され、無料で利用できる。

噴き出される人工雪の感触を楽しむ子どもたち＝香川県観音寺市大野原町、雲辺寺山頂公園

　雪遊びスポットは、雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル（高松市）が造雪機を使って整備。2019～20年シーズンまで県内唯一の人工スキー場「スノーパーク雲辺寺」を同公園で営業していた際の設備を残しており、子どもたちに雪の感触を味わってもらおうと、昨年に続いて手軽に雪遊びができる場所を設けた。

　雪遊びスポットがあるのは「天空のブランコ」などの近くで、人工雪をパイプから飛ばして小高い山を作っている。設営初日の8日は雲一つない快晴に恵まれ、訪れた家族連れは早速、雪玉を投げ合ったり雪だるまを作ったりと思い思いに雪と戯れた。無料で借りられるそりに乗って斜面を滑る子どもや、雪面に顔を描いてはしゃぐ子どももいて歓声が響いた。

　また、同社はスノーパーク雲辺寺のレストランだったスペースを軽食喫茶コーナーとして8日から再オープン。うどんやカレー、揚げ物、ドリンクなどを提供している。雪遊びスポットの開設に合わせ、土日祝日に営業する。

（四国新聞・2022/01/13掲載）

雲辺寺山頂公園

四国ケーブル