坂出市沙弥島の東山魁夷せとうち美術館で「水」をテーマにした作品展が開かれている。緑豊かな森や湖面など心安らぐ清澄な風景が描かれた魁夷の作品27点が来館者の目を楽しませている。23日まで。


「緑の詩」(手前)などの作品に見入る来館者=香川県坂出市沙弥島、東山魁夷せとうち美術館

「緑の詩」(手前)などの作品に見入る来館者=香川県坂出市沙弥島、東山魁夷せとうち美術館


 1階展示室では「森と湖」と題して12点を紹介。「緑の詩」や「二つの月」「静映」は、水面に木々が鏡のように映り込む様子を、緑を基調とした色彩で表現。ドイツで取材した「みづうみ」や「碧湖」は、切り立った崖が湖面に映り、湖に迫るような光景を描いている。

 2階展示室は「山と雲」がテーマ。雲や雨、流れ落ちる滝、堂々とした山などをモチーフにした15点が展示されている。

 同館の担当者は「水に注目し、魁夷の自然の捉え方を感じてもらえれば」と話している。

(四国新聞・2022/01/20掲載)


東山魁夷せとうち美術館

東山魁夷せとうち美術館


所在地 香川県坂出市沙弥島字南通224-13
TEL 0877-44-1333


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