高松の遺跡、魅力触れて 国分寺跡資料館 瓦や食器展示
香川県高松市国分寺町の市讃岐国分寺跡資料館で、市の遺跡について知ってもらう企画展「高松の4大遺跡」が開かれている。四国霊場80番札所・国分寺の境内を含む同寺跡や高松城跡(同市玉藻町)などで発掘された瓦や食器など約100点が展示されており、来館者が珍しい出土品に見入っている。3月13日まで。
同展は同寺跡が1952年に国から特別史跡の指定を受け、今年3月で70周年を迎えることから同資料館が開催。同寺跡のほか、高松城跡や屋嶋城跡(同市屋島西町ほか)、石清尾山古墳群(同市峰山町ほか)を加え、4大遺跡として紹介している。
同寺跡から発掘された瓦に文字が刻まれた『文字瓦』や、僧侶が文字を書くために使ったとされるすずり『風字硯(けん)』のほか、石清尾山古墳群から見つかった埴輪(はにわ)や土器などを説明パネルと共に展示。地図や写真を付けた各史跡の調査結果資料も閲覧できる。
同資料館は「多くの人に郷土の歴史に触れてもらい、関心を持ってほしい」としている。
(四国新聞・2022/02/01掲載)
高松市埋蔵文化財センター展「高松の4大遺跡」
会場 | 讃岐国分寺跡資料館(香川県高松市国分寺町国分2177-1) |
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開催日時 | 2022/1/18(火)~3/13(日)9:00~16:30 |
休館日 | 月曜日(休日の場合は翌平日休館) |
TEL | 087-874-8840 |
観覧料 | 一般・大学生100円、団体(20人以上)80円、高校生以下は無料 ほか |