香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園では、ニホンズイセンの花が7分咲き。来園者は、かれんな白い花を写真に収めるなどして、小さな春を感じ取っている。


見頃を迎えている約2万5000本のニホンズイセン=まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園


 地中海原産のニホンズイセンは、白い花びらと中央の黄色い副花冠が特徴で、寒中に凜(りん)と咲く姿や芳香が人気。同園では、竜頭の森エリアの傾斜面で約2万5千本を植栽しており、20日ごろまでが見頃という。

 このほか園内では、梅やクリスマスローズ、菜の花なども開花が進み、春の彩りを増している。ニホンズイセンと梅を撮りに来たという琴平町の久保初美さん(80)は「ここは絶え間なく花が咲いているので、毎年楽しみにしている」と話していた。

 同公園は、11日から3月6日まで「早春フェスタ」を開催。陶芸教室や炭焼き体験、セグウェイの試乗などのイベントを行う。期間中は15日と3月1日が休園。イベントの問い合わせは国営讃岐まんのう公園管理センター、電話0877-79-1700。

(四国新聞・2022/02/10掲載)



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