香川県三豊市豊中町の延命院(森照悟住職)でロウバイが満開を迎え、枝いっぱいにつけた黄色の花がほのかな甘い香りを漂わせている。見頃は20日ごろまで。


参道の石段沿いを艶やかな黄色に染めるロウバイ=三豊市豊中町、延命院


 西讃を代表するロウバイの名所で、参道の石段沿いと前庭、裏庭の3カ所に計約120本が植えられている。今年は大半が年明けに咲き始め、昨年より10日から2週間ほど遅かった。開花後、気温が低めに推移したこともあり、今月中旬になっても艶めいた花を楽しむことができる。

 徳島県吉野川市から訪れた嶋田央子さん(55)は「香川出身だけど、ロウバイがこんなにきれいな所があるなんて知らなかった。黄色の花が青空に映え、香りもすごくいい。コロナのことを一瞬忘れて幸せな気持ちになった」と声を弾ませた。

 境内では、ほかに寒紅梅が鮮やかなピンク色の花を咲かせており、ロウバイと共に参拝者を癒やしている。

(四国新聞・2022/02/16掲載)



関連情報