香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館に、ゴマフアザラシのメス2頭が仲間入りした。グレーの体に黒いゴマのような模様が浮かんでいることでおなじみの生物で、愛くるしい表情やしぐさが人気を集めそうだ。


飼育員から餌をもらうゴマフアザラシのほおずき(手前)とあかり=宇多津町浜一番丁、四国水族館


 ゴマフアザラシはベーリング海やオホーツク海などに生息しており、日本では北海道北部から東部で見ることができる。4歳ごろ成熟し、体長は160~170センチほどになるという。

 今回仲間入りしたのは、10歳の「あかり」と2歳の「ほおずき」の2頭(ともに体長約150センチ、体重約70キロ)。9日に神戸市の水族館・アトアから譲り受け、健康状態などを確認した後、11日に展示が始まった。

 2頭とも新しい環境に徐々に慣れ、水から上がって寝そべったり、水深約2メートルの水槽で潜ったりと、思い思いに過ごしている。餌はアジやホッケなどの魚を1日3.5キロほど食べるそうで、朝、昼、夕の3回、給餌の様子を見ることもできる。

 四国水族館によると、まだ警戒心ものぞくあかりに比べ、ほおずきは飼育員の後をついて回るほどなついてきたという。「多くの人に愛されるよう大切に育てるので、ぜひ会いに来てほしい」としている。

(四国新聞・2022/02/16掲載)


四国水族館

四国水族館


所在地 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
営業時間 9:00~18:00
定休日 年中無休
TEL 0877-49-4590


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