写真で見る高松の130年 市歴史資料館・来月21日まで 豊富な史料で変遷たどる
明治から平成まで、高松市の約130年の歴史を主に写真で振り返る企画展「瀬戸内たかまつクロニクル―映像アーカイブに見る未来―リターンズ」が香川県高松市昭和町の高松市歴史資料館で開かれている。交通の発展や戦後の復興、市民の暮らしの変化など県都のこれまでの歩みを豊富な写真と年表で伝えている。3月21日まで。
2020年に同市が市政施行130年を迎えたことを記念し、同館が企画。昨夏に開催したが、新型コロナウイルスの感染拡大によって会期途中で終了した後、市民らから観覧の要望が寄せられたことから再開に踏み切った。
会場では、高松市歴史資料館が所蔵する写真・映像史料約1万点の中から厳選した約500点を年表に沿って紹介。1917年に開通した市内電車や、47年にオープンした中央球場、73年の異常渇水で給水車に列をつくる市民らを捉えた写真などが来場者の興味を誘っている。
さらに、戦後復興を遂げて開発が進む街の様子や、昭和の商店街のにぎわいを伝える記録もあり、県都の変遷をたどることができる。ロビーでは高松琴平電気鉄道の昭和から平成初期までの駅舎や車両の写真を展示したコーナーもある。
高松市歴史資料館の中條亜希子学芸員は「年表を見ると数多くの災難があったことが分かる。コロナ下の今だからこそ歴史を振り返り、困難を乗り越える力にしてほしい」と話している。
入館料は一般200円ほか。問い合わせは高松市歴史資料館、電話087-861-4520。
(四国新聞・2022/02/17掲載)
高松市歴史資料館収蔵品展「瀬戸内たかまつクロニクルリターンズ‐映像アーカイブに見る未来-」
展示場所 | 高松市歴史資料館 企画展示室 〒760-0014 香川県高松市昭和町1-2-20 サンクリスタル高松4階 |
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期間 |
2022/1/29~2022/3/21 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
観覧料 | 大人200円、大学生150円、高校生以下無料 ほか |
TEL | 087-861-4520 |
瀬戸内たかまつクロニクルリターンズ‐映像アーカイブに見る未来-