三木町観光協会と町が「未来に残したい三木の○○」をテーマに初めて募集したフォトコンテストの入賞作品が決まった。自然や人、文化など町の魅力を巧みな構図と技術で活写した力作が寄せられ、グランプリ2点を選ぶなどした。


プリント部門でグランプリに輝いた「守り人」

プリント部門でグランプリに輝いた「守り人」


 コンテストを通じて町の良さを知ってもらい、観光客誘致や知名度向上につなげようと企画し、昨年9月中旬から今年1月中旬まで作品を募集。「プリント部門」に138点、写真共有アプリの「インスタグラム部門」に690点の応募があり、入賞作品11点を決めた。

 プリント部門でグランプリに輝いたのは、安井健二郎さん(高松市)の「守り人」。幼児が大岩を運んだという伝説が残る田中地区の三ツ子石池で地蔵にヒガンバナなどを供える様子を収めている。また、特別賞には冬木すみ子さん(三木町)の「落ち葉拾い」が選ばれた。


インスタグラム部門でグランプリに輝いた作品

インスタグラム部門でグランプリに輝いた作品


 インスタグラム部門には作品名はなく、グランプリのみアカウント名を公表。グランプリ作品は、氷上地区の嶽山からの夜景を写した一枚で、岩肌がむき出た嶽山に立つ鳥居や流れ星のような飛行機の美しい光跡などを捉えている。

 入賞作品は、町広報紙の表紙や町の会員制交流サイト(SNS)などに活用する。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着けば、町役場などで展示する予定。

(四国新聞・2021/02/18掲載)


三木町フォトコンテスト2021


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