小田中僧正愛用の印章 塩江町歴史資料館、あす企画展
薬師院(香川県坂出市林田町)に伝わる印章などを紹介する企画展が27日、高松市塩江町の塩江町歴史資料館で開かれる。昨年、同院で新たに発見された第30世の小田耕岳中僧正(1853~1922年)が愛用した印章を中心に、掛け軸や書簡など約150点を展示する。
同展は、幕末から大正にかけて活躍した塩江町ゆかりの儒学者・藤沢南岳らと親交のあった小田中僧正の没後100年を記念し、同院の協力を得て開催する。
石などの印材に名前や号を刻み、サルや馬、獅子などの彫刻を施した高いデザイン性を備えた印章を印影と合わせて紹介。南岳をはじめ、1898年に旧陸軍第11師団の初代師団長として善通寺に赴任した乃木希典大将との親交の様子を伝える資料も展示している。
開館時間は10:00~16:00まで。同館は毎月最終日曜日のみオープンしており、企画展は3月27日にも開催する。入館料200円(中学生以下無料)。
(四国新聞・2022/02/26掲載)
薬師院中興第三十世中僧正 小田耕岳遺愛の印章展
会場 | 塩江町歴史資料館(香川県高松市塩江町安原下2-168) |
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開催日時 | 2022/2/27(日)・3/27(日) 10:00~16:00 |
入館料 | 200円(中学生以下無料) |