河津桜、春の便り 今だけミモザと競演 小豆島・しょうゆ会社農園
本格的な花見シーズンを前に、香川県小豆島町安田の農園では河津桜とミモザが見頃を迎えた。家族連れらが訪れ、ピンクと黄色の花が織りなす春の雰囲気を堪能している。見頃は15日ごろまでという。
早咲きで知られる河津桜は濃いピンク色の花を付け、オーストラリア原産のミモザは黄色く小さな花を無数に咲かせるのが特徴。農園の担当者は「1月以降は寒さが厳しく、共に例年より2週間程度開花が遅れた」と話す。
農園はしょうゆなどを製造するタケサン(同町)の所有地で約1万3千平方メートル。河津桜21本、ミモザ25本が植えられている。
人気が高いのは、河津桜とミモザが向かい合って並ぶ一角。同町蒲生の会社員、北川晶穂さん(25)は「春の訪れを体感できるので毎年見に来ている。今年も色合いが美しいですね」と笑顔で話していた。
農園は国道436号の橘トンネル西側約500メートル付近。9:00から16:00まで一般開放している。
(四国新聞・2022/03/11掲載)
タケサン農園
所在地 | 香川県小豆郡小豆島町安田乙29 |
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営業時間 | 9:00~16:00 |