佐野新平功績、後世へ 東かがわ 讃州井筒屋敷で「まつり」
東かがわ市引田の讃州井筒屋敷(旧井筒屋)で19日、同屋敷ゆかりの佐野新平(1868~1945年)の功績をたたえる「佐野新平翁まつり」が始まった。21日まで。
イベントは商家・井筒屋の13代当主として家業の醤油(しょうゆ)や酒の醸造業を拡大する傍ら、郷土の近代化に尽力した新平の功績を後世に伝えるのが目的。同屋敷の指定管理者「井筒屋敷佐野家保存会」が開いており、今回で4回目となる。
イベントは、普段は有料の母屋を無料開放。家族連れらが佐野家ゆかりの置物や掛け軸など商家の繁栄を伝える約50点の展示(4月17日まで開催)を楽しんでいる。また、中庭では期間中、小学生以下にうどんを無料で振る舞い、おもちゃをプレゼントしている。
時間は10:00~16:00。問い合わせは同屋敷 0879-23-8550。
(四国新聞・2022/03/21掲載)