香川県東かがわ市中筋の与田寺(蓮生芳隆住職)で、早咲きとして知られるミョウショウジザクラが見頃を迎え、参拝者や近隣住民を楽しませている。


見頃を迎えたミョウショウジザクラ

見頃を迎えたミョウショウジザクラ=香川県東かがわ市中筋、与田寺


 ミョウショウジザクラは愛媛県新居浜市にある明正寺で発見された品種で、かれんな白い花を咲かせる。与田寺では1973年に明正寺から贈られた苗木を育て、現在は仁王門近くに2本、朱色の建物「多宝塔」近くに1本ある。

 蓮生住職によると、今年は10日ごろから咲き始め、気温の上昇とともに一気に見頃になった。16日に子どもを連れて訪れた東かがわ市三本松の藤本詩織さん(34)は「もう桜が咲いていてびっくり。すごくきれい」と喜んでいた。

 花は25日ごろまで楽しめる見込み。蓮生住職は「お参りと一緒に桜を見て、心を和ませてもらえたら」と話していた。

(四国新聞・2022/03/21掲載)



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