内海湾を見下ろす香川県小豆郡小豆島町西村の観光農園「小豆島オリーブ園」で、鮮やかな黄色いミモザの花が見頃を迎えている。ふわふわとした小さな花が陽光に輝く様子に家族連れらが見入っている。


鮮やかな黄色い花をつけ、家族連れらの視線を集めているミモザ

鮮やかな黄色い花をつけ、家族連れらの視線を集めているミモザ=香川県小豆郡小豆島町西村、小豆島オリーブ園


 ミモザはオーストラリア原産のマメ科アカシア属の常緑高木。同園はオリーブの花や実が観賞できない春先に、来園する人たちに楽しんでもらえるよう、1974年から植樹。現在は約100本を栽培している。

 同園によると、今年は1、2月の寒さが厳しく、咲き始めは例年より2週間以上遅い3月上旬。陽気が続いた10日ごろから一気に花をつけ始めたという。見頃は4月上旬まで続く見通し。

 岡山市から家族4人で来ていた会社員針貝元規さん(36)は「黄色い花から暖かさが伝わってきて、春の訪れを実感できる」と話していた。

(四国新聞・2022/03/21掲載)



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