瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は29日、香川県高松市内で総会を開き、4月14日に開幕する第5回芸術祭の参加作家・プロジェクト数について、33カ国・地域の186組、206作品、19イベント(同日現在)になったと発表した。

 参加が決まった作家・プロジェクト数は、第3回(2016年)の34カ国・地域に次いで過去2番目に多い。今回の初参加は55組。新作は76作品で台湾の王文志(ワンウェンチー)さんや現代美術家の杉本博司さんらが名を連ねる。北川フラム総合ディレクターは「新型コロナの影響で作家とはオンラインでやりとりするなど、工夫しながら調整を進めた」と語った。

 このほか、世界各国でアートや文化による地域づくりに取り組む人たちとオンラインで交流を図る「瀬戸内アジアフォーラム」を開催することや、ガイドと共に会場の島々をめぐるツアーを計10コース設けることなどを明らかにした。

 第5回芸術祭は香川・岡山両県の12の島などを舞台に春・夏・秋の3会期で開催。期間は4月14日~11月6日の延べ105日間。

(四国新聞・2022/03/30掲載)


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