ドアを開けて黄色い世界へ 菜の花畑に撮影スポット まんのう
ドアの向こうは黄色い世界―。香川県仲多度郡まんのう町の帆山地区などで、菜の花が一面に咲き誇り、見頃を迎えている。遠くまで広がる菜の花畑の中には、ドラえもんの「どこでもドア」のような扉が置いてあり、写真愛好家や家族連れらが連日訪れる人気の撮影スポットになっている。
夏のヒマワリに続く観光資源にと、地元住民がヒマワリ畑を使って栽培。町の補助を受けて種をまき、帆山、中山両地区合わせて5ヘクタールを黄色いじゅうたんに変えた。
帆山地区を訪れた人たちは、黄色く染まった畑の間を歩いてみたり、住民手作りの「どこでもドア」や「魔女のほうき」を使って写真を撮ったりと、楽しそうな様子。近くを走る電車と菜の花を一緒に収める人の姿もあった。
三豊市から友人らと訪れた近井勝子さん(82)は「広くてびっくり。こんなの見たことがない」とうれしそうに話した。
近くの駐車場を利用できる。見られるのは10日までで、その後はヒマワリ栽培の準備のため耕起される。
(四国新聞・2022/04/03掲載)