丸亀市で10~25日、飯野山(讃岐富士)の山頂の中心に昇る太陽が周辺のため池の水面に映り込み、二つのダイヤモンドがきらめくように見える「ダブルダイヤモンド讃岐富士」が出現する。この時季の晴天で風のない日の出時に数分間だけ見られる現象で、丸亀市観光協会は神秘的な光景を発信しようとポスターを作製し、宿泊・観光施設などに掲示してアピールしている。


「ダブルダイヤモンド讃岐富士」をPRする本年度のポスター

「ダブルダイヤモンド讃岐富士」をPRする本年度のポスター


 ダブルダイヤモンド讃岐富士は、4月中旬と8月下旬のそれぞれ2週間程度が見頃。宮池(丸亀市土器町)が写真スポットとして知られ、大勢のカメラ愛好家や見物客が毎年集まる。

 ポスターは、善通寺市の井之川政司さん(43)が撮影したダブルダイヤモンド讃岐富士の写真に、キャッチコピーコンテストで最優秀作品となった東京都の峰木一紀さん(27)の「心に写る。」を添えた。

 丸亀市観光協会は例年、宮池でお茶の接待を行っているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止する。飯野山の標高422メートルにちなんだ22日の「讃岐富士の日」に開いている「里山まつり」(山開き式・登山安全祈願)は内容を縮小して実施する方針。

(四国新聞・2022/04/10掲載)



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