香川県の丸亀、坂出両市にまたがる飯野山(讃岐富士)で22日、山開きとなる「里山まつり」(両市観光協会主催)が開かれた。県内外の計323人が3カ所の登山口から思い思いのペースで山頂を目指し、新緑が鮮やかな春の讃岐富士の魅力を満喫。両市の菓子店や飲食店などが協賛する恒例の「讃岐富士マウンテンウイーク」もスタートした。


飯野山の山開き式の後、記念の缶バッジを受け取る参加者

飯野山の山開き式の後、記念の缶バッジを受け取る参加者=香川県丸亀市飯野町


 まつりは、飯野山の標高422メートルにちなみ、4月22日を「讃岐富士の日」と定めた2010年から行われている。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となったこの日はあめ湯接待などは見送ったものの、丸亀市飯野町と飯山町、坂出の3カ所の登山口で記念の缶バッジを配布した。

 麓の丸亀市野外活動センター(飯野町)で行われた山開き式では、登山者が安全を祈願。松永丸亀市長は「飯野山はいつも見守ってくれている。私も自宅の窓から眺めて育った。未来に向かって飯野山を守る活動をつないでくれている皆さんに感謝したい」とあいさつした。

 マウンテンウイークには13店舗と二つの宿泊施設などが協賛。28日までの期間中、飲食店や菓子店が422円の限定メニューを販売したり、宿泊施設が1泊4220円の特別プランを提供したりする。

 問い合わせは、丸亀市観光協会 0877-22-0331、坂出市観光協会 0877-45-1122。

(四国新聞・2022/04/23掲載)



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