香川県高松市飯田町の岩田神社でフジの花が見頃を迎えている。境内を彩る薄紫色の花が咲き誇り、爽やかな趣を漂わせている。見頃は今月末まで。


見頃を迎え、境内を薄紫色に彩る孔雀藤=香川県高松市飯田町、岩田神社


 岩田神社のフジは樹齢約800年超で、1971年に県の自然記念物に指定された。1本の幹からフジ棚いっぱいに枝を広げた姿の雄大さから「孔雀藤」と呼ばれ、地域住民らに親しまれている。

 今年は、今月半ばから咲き始め、現在6~7分咲き。長短さまざまな房が垂れ下がり、淡い紫色のカーテンが広がったかのようで、訪れた人たちは写真に収めたり、ほのかな甘い香りを楽しんだりしている。

 同神社では、30日まで恒例の藤まつりを開催。29日は神楽の奉納、30日は二胡演奏会などのイベントがある。また夜間のライトアップも行っており、闇夜に浮かび上がるフジの花の幽玄な雰囲気も味わえる。時間は、18:30から20:30まで。

(四国新聞・2022/04/25掲載)



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