丸亀城(香川県丸亀市一番丁)北側内堀に、恒例のこいのぼりがお目見えした。中央保育所の園児が手作りしたこいのぼりを含む計41匹が天守や石垣を背に春空を悠々と泳いでいる。設置は5月20日までの予定。


天守や石垣をバックに丸亀城の内堀を泳ぐこいのぼり

天守や石垣をバックに丸亀城の内堀を泳ぐこいのぼり=香川県丸亀市一番丁


 こいのぼりの掲揚は、市民らに季節感を味わってもらおうと、「端午の節句」を前にしたこの時季に、市緑のまちづくり協議会が1994年から実施。今年は21日に園児の作品9匹と市民から提供された32匹の計41匹を内堀に渡した4本のワイヤに飾り付けた。

 園児が作ったカラフルなこいのぼりには、自分や友達の似顔絵、好きな動物や花などが個性豊かに描かれている。同保育所は4月から大手町地区の再編整備事業に伴い、同市北平山町の城北こども園に移転。森千賀所長は「子どもたちと一緒に見に行けなくて残念。歴代受け継がれてきた園児のこいのぼりを多くの人に見てもらいたい」と話している。

(四国新聞・2022/04/29掲載)



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