豪快なデザイン画70点 坂出 「和田邦坊とかまど」展
香川県琴平町出身の漫画家・画家の和田邦坊(1899~1992年)が、菓子製造販売の名物かまど(坂出市)のために制作した商品パッケージのデザイン画などを集めた作品展「和田邦坊とかまど」が4月29日、同市駒止町のかまどホールで始まった。5月29日まで。
同展は和田邦坊没後30年を記念して、同社が開催した。邦坊は1951年から同社商品のパッケージデザインを手掛けたほか、高松市内で毎年開かれる「かまど茶会」を発案するなど、同社のブランディングにも協力してきた。
今展ではデザイン原画のほか、同茶会で土産として出された木版画の飾りうちわ、水墨画など、これまで未公開だった作品を中心に約70点を出展している。「虎」は、同社のまんじゅうのパッケージにもなったデザイン画。目と口を大きく開けた愛らしい虎が、竹林から顔をのぞかせる様子を描いた。
同社の荒木聡会長は「豪快さの中に愛嬌(あいきょう)があるのが和田作品の魅力。かまどと共に歩んでくれた画家であり、かまどの歴史も一緒に感じてもらえるのでは」と来場を呼びかけている。
入場料600円(高校生以下と70歳以上は無料)。30日と5月7日の午後2時から、会場で木版画家・尾形恭介さんが版画刷りの実演を行う。
(四国新聞・2022/04/30掲載)
和田邦坊とかまど
会場 | かまどホール(香川県坂出市駒止町1-3-4) |
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開催日時 | 2022/4/29(金)~5/29(日)10:00~17:00 |
入場料 | 600円(高校生以下と70歳以上は無料) |
定休日 | 月曜日 |
TEL | 0877-46-2178 |