香川県内で活動する陶芸家の作品を展示販売する「讃岐のやきもの展」が1日、香川県高松市栗林町の栗林公園商工奨励館で始まった。初日から大勢の観光客や愛好家が訪れ、さまざまな色や形をした個性豊かな逸品に見入っている。5日まで。


個性豊かな陶芸作品に見入る来場者=香川県高松市栗林町、栗林公園商工奨励館

個性豊かな陶芸作品に見入る来場者=香川県高松市栗林町、栗林公園商工奨励館


 香川県陶芸協会(伊藤信夫会長)が毎年ゴールデンウイークに開催。52回目となる今回は県内に窯を構える会員14人が計約千点を出品した。

 会場には小皿や酒器、一輪挿しといった暮らしを彩る小品をはじめ、繊細な色合いのつぼや皿の大作がずらり。猫やフクロウなどの動物をモチーフにした作品もあり、来場者は作家から製法や特徴を熱心に聞きながら品定めしていた。東京都から訪れた公務員、渡辺さんは「落ち着いた色や個性的な形がすてき」と笑顔で話していた。

 伊藤会長は「今年は作家が新型コロナウイルス下で挑戦した斬新な作品が多い。ぜひ香川の陶芸の魅力を知ってほしい」と来場を呼びかけた。

 3、4日は陶芸体験教室やお茶席(いずれも有料)も開催する。

(四国新聞・2022/05/02掲載)



関連情報