香川県東かがわ市引田の安戸池に、変わり種のこいのぼり「ブリのぼり」が設置された。コイに代わって地元特産のブリやハマチが取り付けられ、風を受けて気持ちよさそうにたなびいている。


気持ちよさそうに空を泳ぐ「ブリのぼり」=香川県東かがわ市引田、安戸池

気持ちよさそうに空を泳ぐ「ブリのぼり」=香川県東かがわ市引田、安戸池


 ブリは、稚魚から成魚になるにつれて呼び名が変わる出世魚で、縁起物として知られる。地域によって名称は異なるが、大きさによってモジャコやツバス、ハマチ、メジロ、ブリなどと呼ばれる。

 ブリのぼりの設置は、引田漁協が生産している地域ブランド「ひけた鰤(ぶり)」や、安戸池がハマチ養殖発祥の地であることなどをPRしようと、市が昨年から端午の節句の時季に合わせて設置。2年目の今年は4月27日から掲揚を始めた。

 設置場所は同池にあるタイ釣り体験などが楽しめる体験学習館「マーレリッコ」の桟橋。のぼりは布製で、空を泳いでいるのは3匹。一番大きい長さ2メートルのものがブリ、1.5メートルがハマチ、1.2メートルがツバスという設定になっている。

 設置期間は今月末までの午前9時~午後4時。同館に入らなくても見ることができる。休館日の火曜と雨天時は掲揚しない。

(四国新聞・2022/05/11掲載)



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