香川県丸亀市の地域課題解決に取り組む市民有志や企業でつくる「まるがめ世話やき隊」は、夜型観光の活性化を目指し、市中心部の飲食店を紹介するガイドマップ「まるのみ」の第2弾を作製した。地元名物の骨付鳥にスポットを当てた第1弾に続き、今回は新型コロナウイルス禍でも安心なテイクアウト情報を中心にピックアップした。


完成した「まるのみ」の第2弾とまるがめ世話やき隊のメンバー

完成した「まるのみ」の第2弾とまるがめ世話やき隊のメンバー


 同隊は、市中心部の活性化に取り組む中で増加する宿泊施設に着目。「丸亀で飲みたい」を略した「まるのみ」をキーワードに、市中心部のグルメ情報を宿泊客らに広めることで、夜型観光のさらなる充実や拡大を目指している。

 第2弾では、お土産にも最適な瓶入りのクラフトビールをはじめ、計19店舗が提供している弁当などを紹介。骨付鳥も6店舗を取り上げ、「迷ったら、いろいろ持ち帰って食べ比べてみて」とアピールした。

 A2判の両面カラー(八つ折り)。約6千部を作製しており、観光施設や宿泊施設、飲食店、市民交流活動センター「マルタス」などで無料配布している。

 同隊はまるのみの作製のほか、「ドライブスルーでエール飯」や「ひろ街でエール飯」などのイベントも開き、新型コロナの影響を受ける飲食店を支援している。紀伊孝彦代表は「製作費は飲食店以外から広告を募るなどして工面した。今後も飲食店を応援しながら丸亀をグルメの街として発信することで、観光コンテンツの一つとしてブランド化できれば」としている。

(四国新聞・2022/05/22掲載)


まるがめ世話やき隊(Facebook)


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