三豊の私設鉄道博物館で企画展 「181系」運転台を再現 歴代ヘッドマークも展示
香川県三豊市豊中町の私設の鉄道博物館「Kトレインワールド」(木川泰弘館長)で、四国で特急の運行が開始されて50周年に当たるのを記念した特別企画展「四国特急50年」が開かれている。当初使われていた特急車両の運転台を再現しているほか、歴代の特急ヘッドマークなどの貴重な鉄道部品を展示している。土日のみの開催で6月26日まで。
運転台を再現しているのは、1972年3月15日に運行を始めた「しおかぜ」「南風」に導入され、平成初期まで活躍した181系ディーゼル車。木川館長が収集してきた前面曲面ガラスや貫通扉、運転計器を一堂にそろえた。
瀬戸大橋開通前は「しおかぜ」「南風」の始発駅が高松だったために旧国鉄高松駅で行われた出発式の写真なども掲示。昭和にタイムスリップしたようなレトロ感を漂わせている。
また、往年の特急車両のヘッドマークやナンバープレート、愛称板、方向マークなどもずらりと並べ、鉄道ファンを楽しませている。
観音寺市の田井さん(40)は、長男(5)が電車に興味を持っていて親子でよく訪れているといい、説明板を見ながらゆっくりと見学していた。
入場料は4歳以上500円(ワンドリンク付き)。開館時間は午前10時~午後4時。
(四国新聞・2022/05/23掲載)
Kトレインワールド
所在地 | 香川県三豊市豊中町比地大2509-8 |
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開館時間 | 土日10:00〜16:00 |
TEL | 050-7115-6203 |