梅雨の季節に彩りを添えるアジサイが、香川県まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で見頃を迎えている。青や白、ピンクなど色とりどりの花が、来園者を和ませている。


来園者の目を楽しませているアジサイ=香川県まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園

来園者の目を楽しませているアジサイ=香川県まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園


 園内の「あじさい苑(えん)」(約5500平方メートル)には、約40品種2万本を植栽。新型コロナウイルスの影響で一昨年は休園、昨年は平日のみの開園としていたため、3年ぶりの通常営業となっている。

 同園によると、今年は雨が少なく、例年より1週間ほど開花が遅くなったが、淡いピンクの「ピンクアナベル」、夜空に咲く花火のような「隅田の花火」などが華やかに咲き誇っている。今月末ごろまで楽しめるという。

 来園者は花姿をじっくり眺めたり、写真を撮ったりしてこの時季ならではの風情を堪能している。結婚式の前撮りで訪れた高松市の30代のカップルは「季節感のある写真にしたくて来た。思った以上にアジサイがきれいで、いい思い出になる」と話していた。

 同園は19日を無料入園日にしているほか、26日までを「あじさいまつり」として、野点(のだて)などのイベントを予定。問い合わせは同園管理センター〈0877-79-1700〉。

(四国新聞・2022/06/17掲載)


国営讃岐まんのう公園



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