60年余りの歴史がある「香川二期会合唱団」(団長・合田憲弘)の第54回定期演奏会が7月3日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。宗教曲から昭和の名曲まで多彩な構成で、来場者にメッセージ性あふれる混声合唱のだいご味を味わってもらう。


香川二期会合唱団の昨年の定期演奏会

香川二期会合唱団の昨年の定期演奏会


 香川二期会合唱団は声楽研究団体「香川二期会」の姉妹組織として1960年に設立。現在は県内の20~70代の男女42人が在籍し、今回は38人がステージに立つ。指揮は同団常任指揮者で県合唱連盟理事の山本啓之。

 プログラムは3部構成。1部は英国を代表するルネサンス期の作曲家ウィリアム・バードのミサ曲で、無伴奏ならではの荘厳で透明感のあるハーモニーを響かせる。

 2部は「戦争を知らない子供たち」「ヨイトマケの唄」など昭和歌謡の混声合唱曲集(編曲・信長貴富)を選曲。反戦や家族愛など現代社会にも通じる願いを高らかに表現する。最後は、人生を川の流れに重ねた組曲「筑後川」のドラマチックな響きで締めくくる。

 香川二期会合唱団は「世界情勢が混とんとする今こそ、合唱の力を感じてもらいたい」としている。

 午後2時開演。入場料は一般千円ほか。全日本合唱連盟の新型コロナウイルス対策ガイドラインに沿って実施する。問い合わせは事務局、電話090-2824-4949。

(四国新聞・2022/06/30掲載)

香川二期会合唱団 第54回定期演奏会


会場 レクザムホール大ホール(香川県高松市玉藻町9-10)
開催日時 2022/07/03(日)開演14:00、開場13:00
TEL 090-2824-4949


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