2020年春の開業に向けて宇多津町で建設中の四国水族館の工事現場に、イラストの魚たちと一緒に撮影できる「巨大フォトスポット」が登場した。仮囲いの壁面に3種類のデザインがあり、1年後の水族館誕生までの“お楽しみスポット”となっている。


四国水族館の工事現場に設けられたフォトスポット=宇多津町、うたづ臨海公園

四国水族館の工事現場に設けられたフォトスポット=宇多津町、うたづ臨海公園


 建設地のうたづ臨海公園を訪れる家族連れや観光客らに記念撮影を楽しんでもらい、新水族館をPRしようと事業主体の四国水族館開発(同町)が企画、設置した。すでに掲示していた水族館の完成予想図などとともに、工事現場を明るい雰囲気に演出している。

 フォトスポットが設けられたのは、同公園入り口から海際のうたづ海ホタル、復元塩田に向かうまでの仮囲いの外壁。水辺の生き物をあしらった3種類のデザインは、いずれもイラストと一体化して撮影できる絵柄となっている。

 このうちサメやイルカ、ウミガメなどを縦に描いたデザインは、壁の前に立って撮影した画像を90度回転させると、魚たちと一緒に泳いでいるように見える。ほかにも、大きな泡の中に入ったように撮影できるデザイン、イワシの群れが翼のようになって見えるデザインがあり、同社は「四国水族館に関心を抱くきっかけになれば。撮影を楽しみながら開業を待っていただきたい」としている。

 開業の1年前に合わせ、同社は四国経済産業局と共催で、四国4県の水族館の館長を集めたシンポジウムを9日午後2時から同町の香川短期大で開く。入場無料。申し込み、問い合わせは同社〈0877(85)6063〉。

(四国新聞・2019/03/08掲載)


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