香川県小豆島町田浦の二十四の瞳映画村で、約2万本のヒマワリが見頃を迎えている。黄色い大輪が強い日差しを受けて輝き、潮風に揺れる様子に観光客らが見入っている。花は20日ごろまで楽しめるという。


潮風に揺れる満開のヒマワリを楽しむ家族連れ=香川県小豆島町田浦、二十四の瞳映画村

潮風に揺れる満開のヒマワリを楽しむ家族連れ=香川県小豆島町田浦、二十四の瞳映画村


 花畑は二十四の瞳映画村の中央部にあり、広さは約2200平方メートル。春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと、季節に応じた花を栽培し、来場者を出迎えている。
 ヒマワリの品種は花弁の形がシャープで型崩れしにくい「サンリッチオレンジ」。5月中旬に種をまいた後は天候に恵まれて順調に育ち、例年より1週間ほど早い7月12日ごろから花が咲き始めたという。現在は1・5~2メートルほどの背丈になり、濃い黄色の花が、ほぼ満開になっている。
 宮城県蔵王町から家族4人で訪れた団体職員の小嶋裕美子さん(45)は「新型コロナウイルス感染拡大で外出や旅行を控えてきたので、きれいなヒマワリに囲まれて幸せ」とにっこり。長女の椎奈さん(11)は「初めての場所なのに懐かしい気分に浸れる。花が潮風に揺れているのがすてき」と話していた。

(四国新聞・2022/08/01掲載)



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