香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮(琴陵泰裕宮司)は1日、3種類ある御朱印全てを一新した。デザイン変更とともに、新型コロナウイルス対策を意識して、抗ウイルス加工を施した御朱印紙を授与し、より安心して参拝できるようにした。


デザインを変更し、抗ウイルス加工を施した金刀比羅宮の御朱印


 同宮はコロナ拡大前までは、参拝者から渡された御朱印帳に同宮が揮毫(きごう)、押印して返す形を取っていた。2020年からは感染リスクを減らすため、あらかじめ揮毫、押印した御朱印紙を渡す方法に変更。今月からは、抗ウイルスニスを使って印刷した御朱印紙を渡すようにした。
 御朱印紙は「金刀比羅宮」「白峰神社」「厳魂(いづたま)神社(奥社)」の3種類。大きさは縦15センチ、横11センチ。従来は背景が白地だったが、「金刀比羅宮」には航海の安全などを願う風習「流し樽(だる)」のイラストを配した。「白峰神社」は、崇徳天皇が詠んだ小倉百人一首の歌をイメージ。「厳魂神社」では、威徳巌(いとくのいわ)の天狗(てんぐ)と烏(からす)天狗の彫り物を描いた。
 初穂料500円。「金刀比羅宮」と「白峰神社」は本宮で、「厳魂神社」は奥社で授与される。流し樽のイラストは今月末までの限定デザイン。問い合わせは金刀比羅宮、電話0877-75-2121。

(四国新聞・2022/08/02掲載)



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