待望復活、華やかに さかいで大橋まつり、きょう開幕
真夏の夜、ひときわ熱く、華やかに―。坂出市の夏の風物詩「第57回さかいで大橋まつり」（坂出まつり協賛会主催）が6日、同市元町のJR坂出駅前ハナミズキ広場などを舞台に開幕する。昨年、一昨年は新型コロナウイルスの影響でやむなく中止となったが、市制施行80周年の節目となる今年、3年ぶりに市民ら待望の祭りが復活。今回は密集状態を避けるため、例年より規模を縮小するものの、6日はダンスステージなどを行う「ステージイベント」や、懐かしいゲームなどが楽しめる「土曜デー」を実施。7日夜は坂出港で、4千発の花火を打ち上げる「海上花火大会」があり、まちを熱気で包み込む。
土曜デー
商店街で射的を楽しむ来場者。飲食店もテントを出店し、昔ながらの夏祭りの雰囲気を味わえる（資料）
坂出市商店街連合会は、坂出商店街をメイン会場として、大人も子どもも楽しめる夏祭り「土曜デー」を実施する。
商店街のアーケード下では、かき氷やギョーザなどの飲食店が六つのテントを出店。人気店・日の出製麺所も200食限定でうどんを販売する。今回初めて、JR坂出駅周辺を歩行者天国としており、18台のキッチンカーが並ぶ。ゲームコーナーでは射的や輪投げ、ジャンボパチンコ、金魚すくいなど、1回100円で懐かしい遊びに挑戦できる。
飲食の出店は午後5時から、ゲームコーナーは同6時からでいずれも同9時まで。
ステージイベント
ＪＲ坂出駅前ハナミズキ広場で繰り広げられるステージイベント。ダンスステージやラジオ番組の公開収録などで、さかいで大橋まつりを盛り上げる（資料）
JR坂出駅前ハナミズキ広場で午後5時～同8時半、多彩なステージイベントを繰り広げる。
オープニングはダンスステージ。坂出商業高校ダンス同好会や丸亀ごんな連、フラ・オ・レアといった県内の9団体、計約170人が出演。よさこいやフラダンスなど熱いパフォーマンスを披露する。
同6時半からは、SKE48メンバーで坂出市出身の高畑結希さんが、チームメートの谷真理佳さんと昨年から放送している「はたごん＆まりかのじょんならんラジオ」を公開収録。同7時20分には、お笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコさんのトークショーも行う。
海上花火大会、あす午後8時から 市制施行80周年 祝いの花4000発
さかいで大橋まつり恒例の「海上花火大会」。県内最大の「尺玉」１０連発など、４千発が坂出の夜空を華やかに彩る（資料）
「さかいで大橋まつり」恒例の「海上花火大会」は7日午後8時から、坂出市の坂出港中央埠頭（ふとう）で開かれる。今年は5部構成で、大玉30連発を含む総数4千発を打ち上げ。ラストには大空中ナイアガラが夜空を焦がし、市制施行80周年の節目の年を鮮やかに祝う。同埠頭には観覧場を設置。周辺の道路は午後6時～同9時半、車両の交通規制を行う。（荒天時は8日に順延）
感染症対策 マスク着用、黙食心がけて
新型コロナウイルス感染者数の増加傾向が続く中での開催で、主催の坂出まつり協賛会は、感染対策のガイドラインを作成し、安全なイベント運営に努める。
まつり当日、37．5度以上の発熱がある人、のどの痛みや頭痛などの症状がある人などは来場を断るほか、来場者にマスクの常時着用を依頼する。混雑した会場では入場を制限することも。大人数での会話や飲食、食べ歩きは自粛、食事の際は黙食を要請する。
協賛会事務局は、「周囲の人と間隔を取って密集を避けるなど、普段から行っている感染症対策を会場でも心がけ、まつりを楽しんでほしい」としている。
（四国新聞・2022/08/06掲載）