「屋島」の変遷、多彩に紹介 高松市歴史資料館 絵図や古文書100点
香川のランドマーク「屋島」が時代によってどのように捉えられてきたかを紹介する収蔵品展「屋島の空間ご案内 屋島が高松の大注目スポットになったわけ」が、香川県高松市昭和町の市歴史資料館で開かれている。古代から現在までの多彩な資料を通して、時代とともに交通の要衝や歴史的な合戦の舞台、景勝地などと屋島のイメージが変化していく様子を伝えている。9月11日まで。
同館の開館30周年を記念した企画。県内有数の老舗観光地で、現在、屋島山上交流拠点施設「やしまーる」のオープンなどで注目を集める屋島にスポットを当てた。
会場には、同館が所蔵する絵図や古文書など約100点を展示。地形や海上交通の要衝、観光名所などとしての屋島をテーマごとに紹介している。源平合戦屋島の戦いを描いた大型の屏風(びょうぶ)をはじめ、昭和期まで塩作りが盛んに行われていたことを示す絵図や写真などが並んでいる。
同館は「屋島の価値を再認識し、実際に訪れるきっかけになれば」としている。
9月10日午後1時半から、徳島文理大教授の上野進さんによる要衝屋島・源平合戦屋島の戦いをテーマにした講演会を開催。参加無料。定員は100人(先着順)。問い合わせは市歴史資料館〈087-861-4520〉。
(四国新聞・2022/08/31掲載)
収蔵品展「屋島の空間ご案内 屋島が高松の大注目スポットになったわけ」
開催場所 | 高松市歴史資料館 企画展示室 (香川県高松市昭和町1-2-20) |
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開催期間 | 2022/07/30(土)~2022/09/11(日) |
開催時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
TEL | 087-861-4520 |
収蔵品展「屋島の空間ご案内 屋島が高松の大注目スポットになったわけ」