巨大水槽では見えにくい小さな生き物にスポットを当てようと、四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)に三つの小型水槽が登場。8月下旬から、飼育スタッフが選んだ愛らしい“推し”の生き物を紹介している。


小型水槽で展示している小さな水生生物を観察する来館者=宇多津町浜一番丁、四国水族館

小型水槽で展示している小さな水生生物を観察する来館者=宇多津町浜一番丁、四国水族館


 小型水槽は、小型の水生生物を近くではっきり見てもらおうと導入した。大きさは縦、奥行き、高さそれぞれ30センチの立方体のものが二つ、高さと幅が28センチ、奥行き20センチのものが一つ。
 現在は、コウイカの一種で体長3センチ程度のハナイカ3匹、ウミウシの仲間で淡い黄色をした体長5センチ前後のヒメメリベ3匹、日本固有の淡水魚で体長10センチ弱のオヤニラミ1匹を、館内「神無月の景」近くで展示している。いずれもカートに乗った移動式水槽で、水生生物の種類などにより展示場所を変更する。
 同館は「水生生物を普段より間近で見られる機会に、じっくり観察してほしい」と話している。

(四国新聞・2022/09/26掲載)


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