重陽の節句に合わせ、香川県善通寺市吉原町の四国霊場73番札所・出釈迦寺(岡田幸恵住職)は、長寿を願う限定御朱印を授与している。10月10日まで。


杉田久女の俳句を記した限定御朱印

杉田久女の俳句を記した限定御朱印


 重陽は五節句の一つで、旧暦9月9日(新暦で今年は10月3日)に当たり、菊の花で邪気を払い長寿を祈願する日とされる。
 御朱印には、杉田久女の俳句「白妙(しろたえ)の菊のまくらを縫ひ上げし」を、岡田住職が金文字で手書き。師である高浜虚子の長寿を願い、菊の花を詰めた枕を贈ったことにちなむ句で、周りに菊の花のスタンプを添えた。1枚300円。先着100人に食用の乾燥菊をプレゼントしている。
 また、期間中は手水(ちょうず)舎を菊の花で彩る花手水を実施、参拝客の目を楽しませている。

(四国新聞・2022/10/06掲載)



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