笑い、涙 子どもら満喫 東かがわ 人形劇カーニバル開幕 27劇団が36公演
さまざまな人形劇団が一堂に集う「とらまる人形劇カーニバル」(同実行委主催)が28日、香川県東かがわ市西村のとらまるパペットランドで開幕した。初日は5公演が行われ、来場した子どもらは人形たちが紡ぐ物語の世界を満喫し、笑顔がはじけた。30日まで。
カーニバルは、1985年に旧大内町の若者有志が始めた「レクリエーションと人形劇のカーニバル」が前身。2005年の第21回から現名称となり、昨年の第37回時点で約1060団体が約1350公演を行い、25万7千人を超える観客を動員している。
今回は新型コロナウイルス下を踏まえて定員の7~8割ほどに観客を絞るなど感染対策を講じた上で、同ランドとその周辺を舞台にプロ・アマ合わせて県内外の27劇団が計36公演を実施予定。この日最初の公演を担った岡山県のプロ劇団「とらまる人形劇団」は「ごめんね、シロ」を上演し、子どもらは山寺に住む和尚さん、賢い飼い犬の「シロ」、やんちゃな小坊主が織りなす笑いあり涙ありのストーリーを堪能した。
上演後、遠足で訪れていた丸亀市の児童は「楽しくてあっという間に終わった。また見たい」と話した。29、30日は工作や飲食バザーなどが楽しめるエリアも用意される。
観劇を含めたカーニバル参加には参加証となるワッペン(500円、2歳以下無料)が必要。加えてチケット(300円~)がいる公演も一部ある。問い合わせは同ランド〈0879-25-0055〉。
(四国新聞・2022/10/29掲載)